嘘偽りの愛しい体温
「…何もされてないか?」
「う、うん。大丈夫」
「そうか。良かった」
その人は私の頭を優しく撫でては、携帯電話で何処かへ電話してる
それにしても窓硝子が凄い事になってるな。あの人殴って割ったのかな
いや、素手では無理だよね絶対。って事は何か道具を使って…?
ううん、あの人の事だから素手って可能性もあるか…
暫くして戻って来ると今度は思いきって名前を聞き出さなきゃ
名前…名前を聞くだけなんだから…頑張れ、私。