嘘偽りの愛しい体温


「…誰か来たよ」


「放っておけ」


「だ、ダメだよそんな…っ」




蓮也は気にせず私の項へキスを落とし柔らかく吸い上げる


するとまた


―――ピンポーン―――


インターホンが鳴り響く




「ねぇ…知り合いとかじゃないの?」


「朝から来る奴なんざいねぇ」




蓮也は気にせずまだ情事を続ける。その時…




ピンポーン!ピンポーン!ピンポーン!ピンポーン!ピンポーン!




しつこいぐらい何度もインターホンが鳴り響いた。



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