嘘偽りの愛しい体温


「今日は楽しかったよ」


「私もです。有難うございました」


「里桜さんさえ良かったら、また会えないか?」


「…えっと……」


「会いたくなったらで良いから。これ俺の連絡先な。会いたくなった時連絡待ってる」




新藤さんは名刺の裏に携帯番号を書き、私へと差し出す



受け取らないのも失礼だよね



そう思い私は名刺を受け取ると新藤は優しい笑みを浮かべ車で走り去って行った。



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