嘘偽りの愛しい体温


後、自分に自信が


あるんだろーな


声色や色目使いが上手い


態と故意的にしてると


わかっててもぐっと来る


不思議な女




「来月の10日だからね?絶対空けておいてよー?」


「あぁ、わかった」


「じゃあね蓮也。来月楽しみにしてるわね」




奈々は俺をじっと見つめ


キスをせがむ様に唇を尖らせる


そこへ触れるだけの


口付けを落とした


奈々は早々と車から降り


マンションへと姿を消した。



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