ありえねえって[完]
「……あたしには、甘えられる人がいないの。甘えたことがないからわからないし。……人と接するのを拒むから。」
「じゃあ俺に甘えろ。俺が聞いてやる。安心してい-んだよ。んな人を疑うな。」
俺は海月の頭を撫でた。
サラサラの髪。
海月の体は徐々に力が抜けてきた。
「……っ……バカ。バカ!!!」
なんでバカって言われなきゃいけねえんだ。
なんて思ったけど、黙って抱きしめた。
サラサラの黒髪を撫でる。
海月はずっと泣いていた……