お兄さんと【完】
そんなに歳離れてる気がしないけど...。


「かずさとは一緒に歩いてても、制服を私服みたいに着崩すからさ。なんかいつもと違う感じがする。」


「かずちゃんはおしゃれさんですもんね。」


学校じゃ先生に没収されちゃうから普通の格好だけど、外に出ればたちまちかずちゃんは私物のリボンやカーディガンで流行の姿にかわる。


その姿はメイクもバッチリで、雑誌の読モになってもおかしくないくらい可愛いもん。


「おしゃれにどれだけお金使ってるんだろうね。」


ちょっと呆れ気味のお兄さん。


そっかぁ。


私みたいに同世代からだと、かずちゃんはみんなの憧れの的だけど、年上の人から見たらそう思えるのか。


かずちゃんのモテる姿をお兄さんにも見せてあげたいよ。
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