10センチメートル☆ロマンス




「蒼ちゃ〜〜〜〜んっ!」



 ママさんが一際大きな声で蒼くんを呼ぶと、集団の中の蒼くんは、眉間にしわを寄せながらこちらを見た。


 そして、私を見つけると目を見開き、動きが止まった。






 私は顔が赤くなるのを感じながら蒼くんに手を振ると、蒼くんのクラスの子も私に気付いて手を振る。


 蒼くんにニヤニヤしながら話しかけたりする子も居た。




 蒼くんは彼らを無視してもう一度こちらを見ると……


 無表情のまま背を向け、その場に体育座りをした。





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