10センチメートル☆ロマンス




「…ねぇ?」



 もう一方の手で私の胸まで伸びる髪を掴み、私の瞳を、彼の黒く濡れた瞳が見つめる。




 あまりに妖艶過ぎて、言葉が出てこない。





「ねぇ、葵さん」



 徐々に近付いてきた蒼くんの顔。瞳を逸らせないまま、気付けばその距離10センチ。





 見上げる形の蒼くんに心臓が激しく打ち込んで……


 どうにかなってしまいそう―――…




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