10センチメートル☆ロマンス
佐伯くんが自分達のクラスへ戻る間叫んでる。
確かに、全て回るのは疲れる。
先輩のクラスを見回ってる時なんて緊張して仕方なかった。
佐伯くんは学年問わず人気があるせいか、女の先輩が異様に優しくてちょっと怖かった…。
「なぁ、ちょっと休憩してから行こうぜ」
言って、いきなり腕を捕みスタスタ来た道を戻る。
私はいきなりの事に、ただついて行くだけ。
気付けば、中庭の自販機の前に連れてこられていた。
……っていうか―――
「佐伯くん……私、お財布持ってない…」
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