10センチメートル☆ロマンス




「……お願い…っ!

 話なら後で聞くから…っ」



 蒼くんの後ろ姿がもう見えない。

 この先の階段を下りて行ってしまったんだ。





「蒼くん…っ!





 ―――お願いだから放して……佐伯くん…!」



 私は、気付けば涙がボロボロ流れていた。





『俺に付きまとうの、やめたら?』




 あんな、突き放す目で…!


 あんな、突き放す言葉を―――…




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