10センチメートル☆ロマンス




 目を見開いて見る私に、


「……好きだ。 君が、好きだ」


 真っ直ぐに私の目を見て言った彼。






 ――何を言ってるの…?



「佐伯くん……私達、とも「――違う!」



 さっきの泣きそうな顔とは違う、男の人の目で、私を見つめる。



「……ごめん…。でも……最初から、俺は違ったんだ。

 月島の…葵の事が、好きだ」


「ずっと前から…」と、最後は消え入るような声で私に言った。




 ……なんで…?


 なんで私なの……?




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