10センチメートル☆ロマンス




 ……ほら。

 また落ち込んでしまう。



 やっぱり一緒だったんだ。





「まだクラブがあるから帰れないよ?」


 急かす相田さんを気にせず私に言う蒼くんの隣で、相田さんは裾を摘んだまま、私を睨みつける。




『蒼くんに触らないで』



 ……言えたら、どんなに楽だろう。




「―――そっか。

 じゃあ、先に帰ってるね」



 ちゃんと笑えてるかな……。




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