10センチメートル☆ロマンス




 小学生は呆れた顔をしながら、


「ほぼ口に出てるから」



「‥‥‥‥」




 いいですか?と、私の隣の席に座り、私がさっき悶絶した問題を丁寧に教え始めた。






 ――すごい…っ


 最近の小学生はこんな問題を……


「だから、俺が特別なんです」


「……ちょっと!

 心を読まないでよっ」



 私が慌ててノートで胸を隠すと、少年は心外だとばかりに目を細め、


「……お姉さんが勝手に言ってるだけで、俺のせいじゃないだろ……」



 ――って!


 ……可愛くないっ!



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