わたしだけを見てほしいのに
先に着いていた映奈は
私の姿を見るなり
立ち上がった

「今、純哉から連絡きて
思ったよりお客さん
多いみたいなの。
早く行かないと
前の方取られちゃう」
「ほんとに!?い、行こ!」

急いでお店を出る映奈
お茶をする間もなく
小走りで映奈の後を
着いて行く私

映奈の意外な一面

冷めた子だと思ってたけど
ちょっと今日の映奈は違った
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