- π PI Ⅱ -【BL】
は??
「それは老けないって言う意味??」
そー言えば、周がちっとも変わらない化け物呼ばわりしてたっけ。
「あたしは女郎蜘蛛だから♪」
と、またも意味不明!
「あー、それは不老不死ってこと?」
刹那さんの笑えない冗談に俺はうんざりしながら目を細めた。
「さすがに不死ってわけではないわ~。頭打ち抜かれちゃ死んじゃう」
「そうですか」俺は話半分に受け流して肩をすくめた。
刹那さんはちょっと考えるように首を傾けて、どこからか人魚ヒロジをにゅっと取り出した。
「人魚のお肉を食べると不老不死になるってお話、信じる?」
刹那さんは悪戯っぽく笑って、俺の顔に人魚ヒロジをくっつけてくる。
ってかそれ!車に置いてきたはずじゃ!?
どーしてあんたが持ってるんだよ!
俺は人魚ヒロジを奪うように刹那さんの手から抜き取った。ついでに、
「坊主の肉って言うのもありますよね」嫌味ったらしく睨むと、刹那さんはにこにこ。
ちっとも堪えていない。
「残念ながらあたしは人魚のお肉もお坊さんも食べて無いわ。ついでに言うと、妖怪でもないし、人形でもない」
「じゃあ何なんですか?人造人間?」うんざりしながら聞くと、
「それに近いのかも。ここにね…埋まってるのよ。“あたし”を制御するマイクロチップが」
刹那さんは耳の上らへんを人差し指でトントンと指し示した。