- π PI Ⅱ -【BL】


は??


「それは老けないって言う意味??」


そー言えば、周がちっとも変わらない化け物呼ばわりしてたっけ。


「あたしは女郎蜘蛛だから♪」


と、またも意味不明!


「あー、それは不老不死ってこと?」


刹那さんの笑えない冗談に俺はうんざりしながら目を細めた。


「さすがに不死ってわけではないわ~。頭打ち抜かれちゃ死んじゃう」


「そうですか」俺は話半分に受け流して肩をすくめた。


刹那さんはちょっと考えるように首を傾けて、どこからか人魚ヒロジをにゅっと取り出した。


「人魚のお肉を食べると不老不死になるってお話、信じる?」


刹那さんは悪戯っぽく笑って、俺の顔に人魚ヒロジをくっつけてくる。


ってかそれ!車に置いてきたはずじゃ!?


どーしてあんたが持ってるんだよ!


俺は人魚ヒロジを奪うように刹那さんの手から抜き取った。ついでに、


「坊主の肉って言うのもありますよね」嫌味ったらしく睨むと、刹那さんはにこにこ。


ちっとも堪えていない。


「残念ながらあたしは人魚のお肉もお坊さんも食べて無いわ。ついでに言うと、妖怪でもないし、人形でもない」


「じゃあ何なんですか?人造人間?」うんざりしながら聞くと、


「それに近いのかも。ここにね…埋まってるのよ。“あたし”を制御するマイクロチップが」


刹那さんは耳の上らへんを人差し指でトントンと指し示した。






< 133 / 188 >

この作品をシェア

pagetop