★お付き合いの定義★
僕らの関係
お昼休みを知らせるチャイムが校内に鳴り響く。



と、同時に物理の教科書をパタンと閉じた僕は、いつものように2人分のお弁当とお茶の入った水筒入りのトートバックを肩にかけ、いつものようにガタンと音を立てながら席を立った。



「あっ!…ねぇ、瀬名くん?」



「ん?」



でも、今日はいつもと違って僕を引き止める影がひとつ。



「なに?」



クイッとブレザーの裾を掴まれては止まらざるをえない。



振り返った僕は、小首を傾げながら前の席の女の子、伊藤サンを見た。

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