私だけを愛して。

なんで私の名前
知ってるんだろ…。

「そうだけど」

「俺、押田魅羽斗」

「そう。」

そう呟いて私は
屋上から出た。

正直名前とか言われても
困る…
だって友達なんか作らないから。

作ったって傷つくのは
私だから。
だから作らない。

この時はまだそう
思って居たんだ。

この人が私の未来を
変えるなんて想像も
しなかった。


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