【完】想うのはこれから先も君ひとり
「えぇ~!!杏莉、可愛いのに…」


そんなこと言ってくれたのは愛花ちゃんだけ…


あたし可愛くない


「今まで、本当に付き合ったことないよ。」


あたしの恋は憧れで終わるの


「杏莉にもそのうち良い人現れるよ」


愛花ちゃんの言葉で気長に待つことにした


「そういえば、杏莉にもテディベアくれたんだね」


……えっ?


「ということは愛花ちゃんにも?」


「うん。優雅がくれた。あたしがテディベアを好きなこと知ってるから」


それで告白されたってわけか。


「優雅はね、UFOキャッチャーが得意なの。ゲーセンに行ったら必ず何か取ってきてくれるんだ」


だから、お礼言っとけって優斗君は言ったんだね


「優雅君って優しいんだね。最初見たとき怖かったの」


愛花ちゃんには正直に話すことにした
< 150 / 686 >

この作品をシェア

pagetop