【完】想うのはこれから先も君ひとり
優斗君が支えてくれたおかげで転ぶことなく学校に行けた


「杏莉?大丈夫だったの?」


学校に着いても心配してくれる愛花


「大丈夫だよ。いつものことだから」


心配掛けたくなくて笑顔で接した


それからは普通に授業を受けた


分からないところは愛花達に聞きながらこなしたから普段は頭に入らないことも頭に入った気がした


そんなこんなで放課後


皆は部活やバイトや塾らしく素早く帰って行った


愛花を見てみると様子がおかしい


「愛花、顔色悪いよ?大丈夫?」


「大丈夫!!」


なんて言ってるけど辛そうだ


「バイト行かなきゃ」


と荷物を持った愛花はフラついた


「大丈夫じゃないみたいだね。保健室行こ?」


愛花は首を振って保健室に行こうとはしない


大丈夫と言いながら意識を失っていた
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