【完】想うのはこれから先も君ひとり
これはどうみても優斗の字だ


恐る恐る箱を開け手紙を取り出す


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杏莉へ

俺からのサプライズ喜んでくれましたか?

普段、どうしても素っ気なくなるので店員さんのアドバイスで手紙を書いてみることにしました

何故、サプライズをしたかと言うと…

夏休みから杏莉には辛い思いばっかりさせてしまってどうしても謝りたくて。

本当にごめんな…?

俺、役に立ってない

でも、杏莉が居ると毎日が楽しいんだ

こんな気持ちになったのは杏莉が初めてだった

笑ってくれてたくさん話してくれて…凄く和みます

杏莉は“自分は何も出来ない”って思ってるかもしれないけど俺は杏莉が隣にいるだけで充分だから。

それだけは分かってな?

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手紙の内容はまだ続いていた
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