【完】想うのはこれから先も君ひとり
「優斗、助けてー!!怖いよー!!」


お願い!!気づいて!!


「うるさい、黙れ!!」


「杏莉、どうした??」


慌てた様子の優斗がやって来た


「「「杏莉ちゃん!!」」」


あたしの叫び声に気づいたのか博樹さん達も慌ててやって来た


「海斗、離しなさい」


「嫌だね。離さない」


博樹さんが言っても効かない


海斗さん…この人が優斗のお兄ちゃん


優斗達が居る中でも海斗さんはあたしの体にキスをする


もう、気持ち悪いとしか言えない


どれだけ、もがいても男の人の力には叶わない


「兄貴、ソイツを離せ」


「嫌、お前には勿体ないね。こんな可愛い子」


あたしはもう抵抗する力もなかった


「海斗、離してあげなさい。嫌がってるのが分からないの?」


未鈴さんの言葉にビビり力を緩めた隙に優斗に飛びついた
< 560 / 686 >

この作品をシェア

pagetop