【完】想うのはこれから先も君ひとり
「優斗君、大丈夫?」


ハッとして杏莉を見ると心配そうに俺の顔を見る


……可愛い///


って、何思ってんだ…俺


「何でもねぇよ。心配すんな」


杏莉は落ち着いたのかニコッと笑う


「ねぇ…また、しばらく一緒に居て…?」


最近は杏莉の食事の時間まで一緒に居ることが多い


瑠夏さん達も俺が居ることに何も言わない


男と女が一緒に居るのもどうかと思うけど…


でも、“嫌だ”って言ったら杏莉が絶対悲しい顔をする


そんな顔はさせたくない


ずっと笑ってて欲しい


「杏莉、今日も宿題するか」


「うん!!早く終わらせてゆっくり休む」


杏莉は苦手なものは苦手らしいが少し教えるとすぐに理解をする


ただ、自分で“苦手”って思い込んでるだけなんだ
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