【完】想うのはこれから先も君ひとり
「だって、怖いんだもん。誰かに頼ってしまったら離れていきそうで…」


杏莉は悲しそうな顔をした


「俺で良いなら頼れ。それに愛花達も居るだろ?」


「本当に良いの?あたし、出来ないこと多くて頼っちゃうよ?」


潤んだ目で見てくる杏莉


その姿が可愛いと思った


「大丈夫。俺に出来ることなら手伝うさ。だから、心配すんな」


「本当に良い?利用してる感じがして怖い」


何回も聞いてくれる杏莉


「杏莉は転校して来て初めてのことばかりだろ?利用してるなんて思うなよ」


俺は杏莉の頭を撫でる


「なんで…?」


「ん…?どうした?」


「なんでそんなに優しくしてくれるの?」


「杏莉だからだよ?俺、愛花以外の子と接したことなくてさ。だからどうしたら良いか分からないんだ」


でも、杏莉は放っておけないと思った
< 83 / 686 >

この作品をシェア

pagetop