幼なじみの俺様疑惑

進学


そして、私たちは3年生になった。

「美里~!」
同じクラスになった奏は
授業が終わった瞬間に名前を呼んでくる。

「そんな大きな声で名前呼ばないでよ」
そういうと体を引き寄せられ視界が真っ暗になった。
「そんな口の聞きかたしてもいいのか?」
「ご、ごめんね?」
そういうと耳元で、
「上目遣いとか俺しか居ないときにしろ」
といって顔を真っ赤にしている。

ここは教室だけど、みんなは気にしていない。
それは、奏が本性をあらわして
いつもみんなの前でこんなことをしているからだ…。
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