スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間
泥沼
憲吾は、晴香の父が酔って泊まって行きなさい!と言う言葉に笑いながら、明日、里美達と出直してくると帰って行った。


世利と父が寝て、母と二人になった晴香は、母に話しはじめた。


「ママ…ごめんなさい。私が軽はずみに祐輝と結婚してしまって、皆に迷惑かけてるよね…」


「晴香…済んでしまったことに後悔したらダメだよ。これからのこと考えなさい。人生はまだまだ長いよ…祐輝さんが、晴香を大切にしてくれているなら、ママも離婚は反対した。でも、晴香がそんなに辛い気持ちでいたなんて…ママはわかるよ晴香の気持ち。夫婦は、生活して子供を育てていくのは一番だけど、性格とか、色々な面で相性ってものが合わないと、崩れてしまうよ。晴香は愛してほしいと願っていたんでしょう。その気持ちが祐輝さんに伝わらなかったんだから…しょうがないじゃない」
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