スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間
男として夫として
祐輝が自宅に着くと、母親が待ってましたとばかりに、爆弾が落ちたように話しはじめる。


「晴香ちゃんの様子はどうなの?何か話ししたのかい?お母さんは祐輝に何か話したのかい?私やっぱり心配だから残るよ~」


「母さん、少し黙っててくれないか!来てもらって、本当に助かったよ。でも、晴香とのことは、子供じゃないんだから、自分達に少し任せてほしいんだ!晴香も少しずつ元気になってるよ~しばらく落ち着くまで、晴香の母さんも預かってくれるって言うし、必ず話す機会も作るって。だから、申し訳ないけど、帰ってほしい…父さんにも事情話すから」


「父さんなら、もう知ってるよ。母さんが話したからね」


「何て話したの…」


「ありのままだよ!晴香ちゃんが他の男と浮気して、祐輝と離婚したいって言ってるってね~」
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