Tricksters勤務外活動報告書


「あのさ、まさかこの後は屋上で百円入れて動く車に乗りたいとか言い出すわけじゃないよな?」



「まさか!」



ゼンは長いスプーンで生クリームとチェリーをすくい淳一を睨みつけた。



「だよな、いくらオマエでもそんな事はないよな……」


淳一は、ブラックコーヒーをすする。


「俺は断然三百円いれて動くパンダちゃんだ」



然りと言い切った上司に淳一は言葉を失ってただコーヒーをすすった。




「はやくこれ食って屋上行くぞ、淳一」


「冗談だって、誰か言ってくれ……」



これ以上見てられない二人。
某有名デパートからの報告でした────
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