スケジュール少女
一階部分のコンビニで異臭がするとアルバイトのギャル、ヨネヤマちゃん(十五歳)が言うから、私はマスクをして異臭の犯人探し。


これではないか?


私とヨネヤマちゃん(十五歳)が、レジ横にある小箱を覗き込む。

そこには腐った野菜が詰まってた。
八百屋時代の置き土産。

「まだ、食べることできるかな?」とヨネヤマちゃん(十五歳)が聞くから、思わず「いけるよ」って言っちゃった。

臭いって、あまりにきついと涙が出るの。
でも、乙女って涙が似合うの。
だって恋する乙女ですもの。
< 7 / 22 >

この作品をシェア

pagetop