散りゆく桜の花びら
カツンカツンと、医者が歩いていく音

それが聞こえなくなるまで、ずっとそこに立ち尽くしていた

「・・・・・重・・・・病?」


医者の言葉は、思いのほか、裕太の心に重くのしかかった
< 9 / 69 >

この作品をシェア

pagetop