僕とあの子ともう1人


「「女の子じゃーん!」」


案の定、男子達はさっきよりも騒ぎ始める。


「あれが、空ちゃんか」


隆雅が僕に呟く。


『やっぱ、空なのか・・・』


隆雅は小学生の頃から仲がいい、ということで僕の幼なじみとか何でも知っている感じ。


僕は隆雅だけを信頼している。


「南虎くーん!」


空は僕に笑顔で手を振る。


そしてクラスは一気に静まり返った。


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