小さな彼女とクールな彼氏

美姫side

ガヤガヤ…

体育館にはたくさんの人。

今日は文化祭当日。

「や…やばいよぉ」

あたしはカーテン越しに、

お客さんの様子を伺う。

足と手は緊張のあまりにガクガク震え出していた。

きっと、最後というプレッシャーもあると思う。

「…では、開会行事係によるオープニングです」

体育館には盛大な拍手が鳴り響いた。

「やばいやばい!!」

あたしは果奈と陽梨の手を掴み

足をバタバタさせていた。

「美姫行ってこい♪」

「後で追っかけていくから!!」

果奈と陽梨はマイクを持ち

ナレーターの準備を始めていた。

あたしは2人に手を降り、ステージに上がった。
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