小さな彼女とクールな彼氏

美姫side

「あれ?美姫。ご機嫌がよろしくない感じ?」

陽梨があたしの顔を覗き込みながら聞いてきた。

きっと隣でムスッとしていたから、

気づいたんだと思う。

「ん?う~ん…まぁ、

よろしくない訳じゃないけど

ちょっとね。はは…」

あたしは頬杖をつきながら

体育館の扉を見る。

さっき大輔みたいな人が

出ていったような…。

「はぁ…げほっ。ただいまぁ…。疲れた…」

肩を上下に動かしながら果奈が戻ってきた。

「お疲れ様~」

「おつ」

あたしと陽梨は、果奈の背中を軽く叩きながら

果奈に声をかけた。
< 195 / 239 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop