いつも強いあなたへ
無力な自分

ハマる

衝撃の初観戦から、俺は毎日のようにネットや動画サイトで女子プロレスの情報を漁るようになっていた。


わかりやすくハマッてしまったのだ。


暇さえあればプロレスバカの悪友・義男の家に行き、昔のビデオを一緒に観たりした。


義男の家にはもう手に入らないようなレアなものもたくさんあったので、利用するにはもってこいだった。


そしてヤツも素人同然の俺に喜んでプロレスの楽しみ方を解説してくれた。


「ヒロ、何がオマエをそこまで変えたのか知らんが、その情熱には俺も敬服するよ。俺にできることがあれば何でも言ってくれ!!」


ちなみに俺はコイツのことが嫌いだ。
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