おもいでぽけっと
虎太郎としゃべりたくて…虎太郎の隣に誰よりも長くいたくて…あたしは毎日休むことなく学校に行った。



「おはよう」から始まって


いっぱい話して


「ばいばい」で終わる



そんな当たり前の日々が楽しくて…


虎太郎への想いは日に日に増していった。


そして、理音にあたしに好きな人がいること。


その好きな人が虎太郎だということを話した。


理音はあたしが虎太郎を好きなことに気づいてた。


けど、あたしがちゃんと話すのを待ってくれてた。


理音の思いやりがすごくうれしかった。


いい友達を持ったって心から思う。



中学でも理音と…そして虎太郎と一緒のクラスになりたい…



でも、この願いが…叶うことはなかった…。


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