かくれんぼ - 大人になりきれない大人たち -








「…ただいま」


深夜0時ジャスト。

キャバクラでの仕事を終えた私は、重い足を引きづって家のドアを開ける。




「おっ! お疲れさん♪」


奥からエプロン姿の正紀が顔を出した。

今夜は正紀に留守番と大地の面倒を頼んでいたのだ。

託児所よりも事情を知ってる正紀に見てもらってたほうが安心だし。

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