かくれんぼ - 大人になりきれない大人たち -

「大地は父親を想う気持ちと、父親への恐怖心の間で今も苦しんでる。美来だってどんなに傷ついたか…」

修二は黙って正紀の言葉を聞いている。

「もう2度と現れないで下さい」

「正紀…」

「ほら、美来。行くぞ!!」




強引に私の腕を引っ張って歩き出す正紀。

能天気な彼がこんなに嫉妬心を表に出したの、初めて見たよ。

もちろん こんな風に人を怒鳴りつける姿もー。











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