夏 ~日差しに照らされて~
『まじか!伊丹、覚えてたでしょ!?』
『なんでわかんの?』
『だって、覚えてるだろ!あんなインパクトの強い事件ないって。』
そう言って、仁は笑う。
『そうなのかな?また広子ちゃんに会いたいな~って。仁も後々会うかもだねー!』
『あぁ!そしたら、中学卒業後の話でもしようかね!』
『うん。』
それからしばらく、仁はあの時の事を凄く懐かしそうにしながら、あたしとその時の思い出話を続けた。