夏 ~日差しに照らされて~

∥∥ 次の日。∥∥∥∥∥




『あたし…今日は学校に遅れて行くから!!』





『何で?』





『髪を染めてから行く…。』





『あんた正気?!』




お母さんを無視して、あたしは家を出た。







髪の色を変えて学校に行くと、門のところに先生たちと良太くんが立っていた。





『良太…くん……。』





『菊原…じゃあな…。あ~せいせいするわ!!今日でもう……もうお前の顔見なくてすむしな。』







嬉しいの?悲しいの?どっち?






< 53 / 471 >

この作品をシェア

pagetop