2番目の女
1番と2番の差
待ち合わせの15分前。


大学の旧図書館 図書準備室。


そこがトモ君とのいつもの待ち合わせ場所。




人がいないか、何度も見回し、貰った合い鍵で、中へ入る。




2週間ぶりのトモ君との密会。



♪〜♪〜♪…


トモ君専用の携帯の着信音が鳴り響く。




私のテンションは一気に下がった。



「もしもし?」



『あ、俺。もういつもの場所に着いた?』



「どうしたの?」



『ごめん。約束入って行けなくなったから。埋め合わせはまた今度ね。』



言いたい事だけ言って切れた電話。






こんなのはよくある事。





だって彼には、私より大事で、好きな彼女がいる。





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