貧乏お嬢様と執事君!
そんなたわいのない会話をしながら、二人は中心部をさまよった。
鷹司はひさしぶりのお出かけに胸をドキドキさせ
カイトはお嬢様についていけないショックを抱えていた。
対照的な二人の美男美女の思いに気付かず、通行人は微笑ましく通り過ぎていく。
突然鷹司が足をとめた。
カイトもつられて足を止める。
「どうかなさいましたか?お嬢様」
「ここってなに?」
雪に負けぬ白さを誇る人差し指を、とある店へと向けた。