俺と本気と恋心

「ふぁぁぁああ……怖かったよ」

「……もう、やだ」


お化け屋敷の出口を出た所にあるベンチ

そこには、ぐったりと疲れはてた萌乃と楠木


「約束通り、アイス買ってあげるよ」


そう言って、萌乃の頭を撫でる
すると…


「…アイスより水分が欲しい。喉乾いた…」

「…同感。私もカラカラ…」


…そりゃそうだ
ずーっと叫んでたもんね

この様子を見ると、楠木も相当叫んだんだろうな

っで、お化け屋敷を出てから気持ち悪くらいニヤニヤしてる遥に抱き付いてたんだろうな


「わかった、飲み物買ってくるから待ってて?」

「ん、待ってる」


そう言った萌乃と疲れきった楠木を残して、俺と遥は飲み物を買いに行った




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