ブラウン・アイズ
―次の日、運命の2/14。


朝、教室に入って机にスクバを置くと
・・・女子がわぁっと集まってきた。


「美夢、はい。チョコ!」

「ねぇ、うちの超苦いと思うけど~」

「あ、うちのもだよぉ」

「形崩れちゃっんだあ↓ごめん~…」



男子は隅のほうでちぢこまってる。


・・・バレンタインって感じしないー…




あたしもとりあえずチョコを机の上にのさばらせておいて(?)

お返しのチョコをみんなに渡した。



あたしは乙女集団を抜けて郁ちゃんの所に行った。







授業中もあたしは坂上さんのことを考えてた。

今日はバレンタインデーだからなぁ。


坂上さんカッコいいし誰かにチョコもらっただろーな等。






昼休み、郁ちゃんが「先輩の告白してるとこ見ちゃったー」と言ってくるまで、

あたしは郁ちゃんに“告白”に対する質問はしなかった。



だって何か直接言ったら恥ずかしいかなって思って。


・・・私だったら恥ずかしい。



ちなみに、郁ちゃんの好きな人は、結構モテてる深木だった。



「で、いつ告白するの??」

「うーん。やっぱ放課後にしようと思うんだけど。」


「いいじゃん♪屋上で?」


「屋上開いてるかなぁ…開いてたら。」


「で、いつ〔放課後屋上に行く〕約束する??」


「どぉしよ。もう昼休み終わるし!いつ言おう!?」




私は5時間目の美術の時間も席が隣だから、

ずーーーっとその話ばっかりしてた。
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