甘い旋律で狂わせて
「何つったってんの?座れば?」


いつもと違う雰囲気。

その言葉に冷たさを感じて、あたしは言われるがままに悠貴の隣に座った。



何も言わずにタバコを口に咥えた悠貴。


あたしは沈黙がつらくて、すぐに口を開いた。



「あの……昨日はごめんなさい!悠貴を置いたまま帰ってしまって……」


どう弁解すればいいのかわからない。


正直に言えば、悠貴を深く傷つけてしまう。



だけど、これは許されることではないんだ。



意を決してすべてを告白しようとした瞬間……


悠貴はタバコに火をつけると、ライターを思いっきり強い力で床に叩きつけた。


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