甘い旋律で狂わせて
「えっ……?遥、ここは……」



――着いた先は、ネオが弾いているバーだった。



困った顔のあたしに、遥は二コリとほほ笑みながら中へ入るよう促した。



この前のように奥のカウンター席に座れば、すぐさまバーテンダーがあたしたちの前に現れた。


たしか、名前は玲さんだったっけ。

ネオはそう呼んでいた。


「いらっしゃいませ。あ、花音ちゃん」


そう言ってほほ笑む玲さん。


あたしの名前を覚えてくれてたんだ……。

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