晴天の教訓

ブログで島に行くという話を書いたら、わりかし近いので会いに来るとの事だった。

そして、時間が無いことを話すと共に島に渡るとの事で今回の旅は二人でする事になったのだった。

正直な事を言えば、こんな趣味が他人に理解されるはずもないので一人の方が気が楽だと思っていた。

それに、実を言うと私は彼の事をあまり覚えていないのだ。

関わりと言えば年賀状と暑中見舞いのやり取り、と言っても殆ど受け取るだけ。

それからブログのコメントのやり取り。そんな関係を7年ほど続けているだけなのだから。

私は彼の事を単純にマメな奴なのだと思っていたのだが、

友人から聞いた話、彼はどうやら随分前から私に好意を抱いてくれているらしい。

と言われても全くピンとこない。

だって小学校の頃もクラスはずっと同じだったがあまり関わった覚えがあまりない。

そんな相手に好きだと言われたことで私に何と言えと言うんだ?
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