短編集~The Lovers WITHOUT Love Words~


聡介が思い切ったように顔を上げると、私を見た。
いつの間にか正座している。

「あんた、なんちゅう座り方してんねん。トイレ我慢してんのか?」

「祥子、話があるんやけど」

嘘だ、嘘だ。
そんな話は聞きたくない。
はよ、トイレへ行け。



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