ラブ&トラップ
けじめ

彼の話

久しぶりの布団での睡眠。


なにか物音がした気がして意識は現実世界へと戻される。


「ごめん、起こしちゃったか。」


「大丈夫。お仕事おつかれさま。」


そういえば私、ずっとこの光景を待ち望んでたんだよね。


「ちーな、何時に仕事行くの?」


「今日は早番だから8時半には出るよ。」


まだ重たい瞼を開いて時計を見ると、まだ5時半。


「まだ寝てる?」


「ううん、起きる。」
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