憧れの彼

いつもみたいに窓から中庭を見てた。


大紀くんと拓矢くんは、いつも授業が始まって少ししたくらいに学校に来る。




私の席は窓側だから(正確には中庭を見るために変えてもらった。)2人の登校を覗くのは、私の日課になっていたんだ。



1時間目が終わっても2人は来なかった。



もしかしてもう学校にいたのかな、って思ったんだけど、昼休みにいつも通り屋上に行ったら向井くんが2人は欠席だって教えてくれた。




つまらない1日だった。



向井くんも共感してくれた。
< 11 / 17 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop