†誰も知らない彼の顔†

―…しばらく、喫茶店に居座っていたけど閉店間際になって
そろそろと、言いつつ・・・

「じゃー、マスター今日は帰るわ!!本当、ありがとうね?」

感謝してもしきれない。でも、いつまでも居る訳にはいかないし。

「ん~、またね?いつでもおいで?」

マスターは何処までもいい人過ぎる。泣けてくるよ、ほんとに。

「ん、じゃあね?バイバイ!!」

喫茶店を出た私だけどこのまま、家に帰るのはどうしても
嫌だった。一人になったらきっと元彼の事を思い出して
泣いてしまうから。そんなの絶対嫌だった。


いつもなら、絶対に行かないようなお店…clubバー。
元々お酒が弱い私は夜間営業のお店にはほとんどと言ってイイ程
立ち寄った事が無い。

でも、今日はどうしても飲みたかった。酔いつぶれる程、浴びたい
っという訳ではないけど一時的にでもイイから楽になりたかった。

私は偶々、目に留まったお店に入っていった。
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