先生とわたし


「おいおい。疑問形にするならはっきりと答えろよな!!」


「良いと思います。」


「そうかそうか。」


バカくさい。

声を誉められただけで、喜ぶなんて。



「…やっぱり嘘です。」


「だよな。」


何、古河の声を誉めちゃってたんだろ。


「ごめんなさい。」

「いいって。」


さっきまでは喜んでいたのに…。




それからは、嫌々

古河の個人補習を受けた。


もちろん、

変なことは一切話さずに。

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